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建売住宅と分譲住宅の違いとは?それぞれの特徴や向いている人を解説

ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

建売住宅と分譲住宅の違い

こんな悩みの方におススメ 

  ☑住宅購入を検討しているが、分譲か
  建売、どちらが合っているか知りたい

  ☑家事を効率的に行うための間取りのアイデアや
  設計のポイントを探している方

このコラムでお伝えしたいこと 

  ☑建売住宅と分譲住宅の違い
  ☑それぞれの特徴メリット・デメリット、

  向いている人を解説


明和住宅営業担当
坂本 祐一郎

宅地建物取引士。
静岡市出身。

大学卒業後、大手ハウスメーカーに住宅営業として勤務後、2019年に明和住宅へ転職。
大手ハウスメーカーと地元工務店双方を経験しているため、両側の目線での住宅提案が可能。土地も扱う明和住宅において、セミオーダー形式による注文住宅のコストカット提案等、地元工務店ならではの柔軟性を活かした営業活動を行う。


皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の坂本です。

注文住宅以外で一戸建て住宅を購入する際の選択肢として挙げられるのが、建売住宅と分譲住宅です。
建売住宅と分譲住宅には異なる特徴やメリットがあるため、自分のライフスタイルに合った選択が重要になります。

本記事では、建売住宅と分譲住宅の違いや、それぞれに向いている人の特徴を分かりやすく解説します。

 

建売住宅と分譲住宅の違い
建売住宅と分譲住宅の違い

マイホームを購入する際の選択肢として、「建売住宅」「分譲住宅」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
どちらも、間取りやデザインを自由に決めて建てる注文住宅とは異なり、規格をある程度統一することでその分のコストを抑えた住宅の形式です。

建売住宅と分譲住宅の違いは住宅の売り出し方にあり、複数の住宅が分譲地に建てられているかどうかで区別できます。

建売住宅と分譲住宅の違いや共通点を、以下の表にまとめました。

比較項目

建売住宅

分譲住宅

建築・販売形態

  • 定年前に住宅ローンを完済できる
  • 若いうちから資産形成が可能
  • 収入が不安定な場合がある
  • ライフプランの変化に対応しにくい

間取り・
デザインの自由度

  • 収入が安定し、ローン審査に通りやすい
  • 家族のライフスタイルにあわせやすい
  • 結婚や出産、子どもの進学といったライフイベントが重なりやすい時期でもあるため、家族構成の変化を想定した計画が必要

規模

  • 資金がある程度貯まり、理想的な家を建てやすい
  • 子どもが独立するタイミングを考えた設計が可能
  • ローン完済までの期間が短く、月々の返済額が高額になる可能性がある

景観

  • 1戸単位の建築・販売の場合、周囲の住宅と見た目が被らない
  • 分譲地内の街並みに統一感がある

インフラ

  • 整備されていることが多い
  • 区画整理されており、道路や上下水道などのインフラも整備済み
  • 新興住宅地として周辺施設が整うこともある

入居までの早さ

  • 完成済みが多く早く入居できる

完成済みの物件の場合は早く入居できる

コミュニティ

  • 周囲の住民と適度な距離感を保ちやすい。地域によっては関係が薄い場合もある

住民が同時期に引っ越してくるため、近所付き合いが生まれやすく、コミュニティが活発化しやすい

価格

  • 無駄なコストを抑えることで、注文住宅よりもリーズナブルな価格で購入できる
  • 分譲地を一括で仕入れることでコストパフォーマンスが高い傾向がある
  • 人気の分譲地の場合は価格が高くなることもある


ここでは、建売住宅と分譲住宅の違いとして、定義や特徴、メリット・デメリット、向いている人について比較します。


定義・特徴

「建売住宅」と「分譲住宅」の定義・特徴
まずは「建売住宅」と「分譲住宅」がそれぞれどのようなものなのか、基本的な定義と特徴を確認しておきましょう。

 

建売住宅の定義・特徴

建売住宅は、すでに建築が完了した住宅を土地とセットで販売する形式の物です。
購入前に実際の住宅を見学できるため、間取りや内装などの完成イメージを具体的に確認できる点が大きな魅力です。

間取りはファミリー層に人気の3LDKなど、幅広いニーズに対応できる設計が多く、建材や設備を標準化することでコストを抑え、リーズナブルな価格設定を実現しています。

建売住宅は1戸単位で単独販売されるケースもあれば、複数戸をまとめて販売するケースもあります。
販売方法は土地の広さや事業者の方針によって異なりますが、基本的に土地と建物をセットで購入する点が分譲住宅と共通しています。

✓建売住宅はなぜ安い?購入時のポイントも解説(参照コラム)


分譲住宅の定義・特徴

分譲住宅は、不動産事業者が広い土地を取得し、複数の区画に分けたうえで、それぞれに住宅を建設して販売する形式の住宅です。
「分譲」には「区分して販売する」という意味があり、一つの大きな土地を小分けにして複数の人に販売するスタイルを指します。

分譲住宅は、上下水道や電気などのインフラ整備が完了した区画整理済みの土地に立てられることが一般的で、分譲地の規模も10区画程度の小規模なものから100区画以上の大規模なものまでさまざまです。

建物の外観や間取りには一定のルールやガイドラインが設けられていることが多く、それにより分譲地全体の街並みに統一感が生まれ、美しい住環境が形成される点も大きな特徴です。



メリット

建売住宅と分譲住宅には、それぞれ異なる魅力があります。価格の面や住環境、購入から入居までのスピードなど、具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

建売住宅のメリット

建売住宅の特徴は、すでに完成した状態で販売されている点です。実物を見てから購入を検討できるため、住み心地や空間の広さなどを具体的にイメージしやすく、安心して判断できることが利点といえます。また、建物が完成しているため、契約から引き渡しまでの期間が短く、比較的早く入居できることも大きなメリットです。

価格にも魅力があり、建材や設備を大量に仕入れることでコストを抑えられ、注文住宅よりも手頃な価格で購入できるケースが多く見られます。さらに、1戸単位での販売が多いため、外観が周囲と被りにくく、自分らしい住まいの雰囲気を実現できることも特長です。

住環境については、水道・ガス・電気などのインフラが整っていることが一般的で、入居後すぐに快適な生活が可能です。

近隣住民との適度な距離感も保ちやすく、落ち着いた住環境を求める方には特に向いているでしょう。

✓建売住宅のメリット・デメリットは?購入前に抑えておきたいポイント(参照コラム)
✓「建売にすればよかった…」と思ってしまうのはなぜ?理由と対策を解説(参照コラム)

分譲住宅のメリット

分譲住宅、建売住宅と同様に完成済み物件として販売されることが多く、内覧をしてから購入を検討できる点が安心材料になります。完成した住宅を見てから決められるため、ミスマッチが起こりにくく、入居までの流れも比較的スピーディーです。

また、開発業者が広い土地をまとめて購入し、複数の住宅を一度に建設することでコスト効率が良くなり、個別に土地を購入して家を建てるよりも費用を抑えられる場合が多いです。ただし、人気のあるエリアでは、価格が高騰することもあるため、事前の情報収集が必要です。

住環境面では、分譲地全体で計画的に街づくりが進められるため、街並みに統一感があり、美しい景観が保たれやすいことが特徴です。
インフラも整っており、大規模な分譲地では、公園や学校、商業施設、病院、スーパー、バス停などが新設されることもあります。


デメリット

建売住宅・分譲住宅には、それぞれデメリットもあります。購入後に後悔しないためにも、事前にデメリットを確認しておきましょう。

建売住宅のデメリット

建売住宅のように施工済みの物件では工事過程を確認できないため、壁や床の中の状態など見えない部分の施工品質に不安を感じることがあるかもしれません。

また、間取りやデザイン、設備の仕様はあらかじめ決められており、基本的には変更できないため、注文住宅と比べて自由度の低さがネックになる場合もあります。

さらに、すでにある地域コミュニティに後から加わるケースでは、近隣住民との関係性が築かれるまでに時間がかかることもあります。町内会やご近所付き合いなど、地域に馴染むまでに気を遣う場面が出てくる可能性がある点にも留意が必要です。

✓建売住宅って恥ずかしいの?購入時に押さえたい6つのポイント(参照コラム)


分譲住宅のデメリット

建売住宅と同様に、分譲住宅も注文住宅と比べるとデザインや間取りの自由度が限られており、細かな希望を取り入れるのが難しい傾向にあります。また、同じ事業者が一括で設計・施工することが多いため、外観や雰囲気が似通った住宅が並び、個性的な家づくりを望む方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

さらに、大規模な分譲地では住民の入居時期が近く、住民同士の関係が密になりすぎて負担に感じる場合がある点もデメリットといえるでしょう。コミュニティの雰囲気に馴染めるかどうかは、事前に確認しておきたいポイントです。


向いてる人
建売住宅と分譲住宅に向いている人
ライフスタイルや住まいに求める条件によって、建売住宅と分譲住宅のどちらが適しているかは異なります。ここでは、それぞれの住宅がどんな人に向いているのかを具体的にご紹介します。

建売住宅に向いている人

建売住宅に向いているのは、次のような方です。

  • 予算を抑えて新築住宅に住みたい人
  • 引っ越しや新生活のスタートを急いでいる人
  • 周囲と同じデザインの家を避けたい人
  • 周囲の住民と適度な距離を置いてご近所付き合いをしていきたい人

建売住宅は、建築の効率化によってコストダウンが図られており、予算を抑えて新築住宅に住みたい方に最適です。また、完成済みか建築中の物件が多く、購入から入居までの期間が短いため、転勤やライフイベントに伴う急な住まい探しにも対応しやすいです。

また、建売住宅は分譲地のように同じ時期に一斉に建設されるわけではないため、周囲と異なる外観や雰囲気を楽しみたい方にも向いています。すでに形成されたコミュニティに後から加わる形になるため、近隣住民との距離感を自分のペースで築きやすく、適度な関係を保ちたい方にもおすすめです。

分譲住宅に向いている人

分譲住宅には、次のような方が向いています。

  • 予算を抑えて新築住宅に住みたい人
  • 街並みに統一感のある住宅地に住みたい人
  • コミュニティを大切にする人に適している人

分譲住宅は、注文住宅に比べて建設コストが抑えられ、価格が明確であるため、限られた予算内で新築の家を購入したい方に適しています。また、全体的に統一感のある美しい街並みを望む方にも魅力的です。

同じタイミングで入居する人が多いため、コミュニティがゼロから始まりやすく、新たな人間関係を築きたい方や、近隣住民との交流を大切にしたい方にとって適した住環境です。特に、子育て世代など似たライフステージの家庭が集まりやすく、自然な形でつながりを持ちたい方に向いています。



まとめ

建売住宅と分譲住宅の大きな違いは、それぞれの売り出し方にあります。建売住宅は完成済みの住宅を個別に販売するのに対し、分譲住宅は一つの分譲地に複数棟を一括で建築・販売する形式です。

いずれも、注文住宅に比べてコストを抑えて新築住宅を手に入れやすく、水道・ガス・電気などのインフラが整っていることが多いため、スムーズに新生活をスタートしたい方にぴったりの選択肢です。

特に、周囲と似たような外観を避けたい方や、ご近所との関係に適度な距離を保ちたい方には建売住宅が向いています。一方、整った街並みの中で暮らしたい方や、ご近所づきあいを重視したい方には分譲住宅が適しているといえるでしょう。

明和住宅は、地元静岡で40年以上の豊富な実績を持つ住宅会社です。一棟一棟の外観や内装等のデザインにこだわり、建売・分譲住宅でありながらもデザイン性と品質に優れた住まいを提供しています。

また、充実した標準仕様と、建売・分譲住宅に特化した高い施工技術により、コストパフォーマンスの高い住宅を実現しています。静岡市周辺の建売・分譲住宅なら、ぜひ明和住宅にご相談ください。

 

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引き続き、家づくりをお楽しみください。


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