不動産豆知識
住宅ノウハウコラム

建売住宅で後悔しがちなこと7選!失敗を避けるためには?

ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

明和のセミオーダー

こんな悩みの方におススメ 

  ☑建売住宅の購入を検討しているが、
   後々後悔しないか不安

  ☑実際に家を建てて後悔した人の
  体験談を知りたい

このコラムでお伝えしたいこと 

  ☑建売で後悔しがちなポイントとその対策法
  ☑値引き交渉をして良いのか、どのように交渉
   すれば成功する可能性が高いのか


明和住宅営業担当
坂本 祐一郎

宅地建物取引士。
静岡市出身。


大学卒業後、大手ハウスメーカーに住宅営業として勤務後、2019年に明和住宅へ転職。
大手ハウスメーカーと地元工務店双方を経験しているため、両側の目線での住宅提案が可能。土地も扱う明和住宅において、セミオーダー形式による注文住宅のコストカット提案等、地元工務店ならではの柔軟性を活かした営業活動を行う。



皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の坂本です。

夢のマイホームを手に入れるため、建売住宅の購入を検討している方もいるでしょう。
建売住宅は、注文住宅と比べて価格がリーズナブルでありながら、設備や間取りなども一定の質が確保されていることが魅力です。

しかし一方で、建売住宅を購入した後にさまざまな後悔の声も聞かれます。「収納スペースが足りない」「日当たりが悪くて寒い」「土地の条件に不便を感じる」など、事前の確認が不十分だと、入居後に問題に直面するリスクがあります。

そこで本記事では、建売住宅購入で後悔しがちな7つのポイントと、ポイントごとの具体的なチェック箇所をご紹介します。是非、建売住宅選びの参考にしてください。

➡建売住宅のメリット・デメリットは?購入前に抑えておきたいポイント※関連コラム参照


建売住宅購入後に後悔しがちなこと7つ

建売住宅は魅力的な住宅購入の選択肢である一方、うっかり見落としがちな点があります。ここでは、購入後に後悔しやすい7つのポイントを解説します。

1.思ったよりも間取りが使いづらかった

建売住宅は、購入時点で間取りが決まっているため、自分の希望に合わせた変更が難しいのが特徴です。家族構成やライフスタイルに合致した間取りを選ばないと、実際に住み始めてから使いにくいと感じるケースがあります。

例えば以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 家具を配置すると身動きしにくい
  • 窓や扉の兼ね合いから、好きな場所に家具を配置できない
  • 子供部屋が狭く、勉強や遊びのスペースが足りない

内覧の際は、家具の配置やプライバシーの確保、動線の良し悪しなど、細かい点までチェックすることが重要です。理想と違う場合は、早めに検討し直すべきでしょう。

 
2.収納スペースが足りなかった

建売住宅では、標準的な収納スペースしか設けられていない場合もあり、荷物が収納しきれないという問題が発生する可能性があります。

収納スペースが不足すると、部屋にタンスや棚などを置く必要が生じ、結果として空間が狭くなってしまいます。特に、リビングやキッチンを広くとる設計では、収納スペースが犠牲になっているケースも少なくありません。

間取り図だけでは実際の収納量をイメージするのは難しいため、実際に足を運んで内覧をし、収納スペースの広さや使い勝手を念入りに確認することが重要です。


3.日当たりが悪かった


日当たりは、住まいの快適性を大きく左右する重要な要素です。しかし、購入後に日当たりの悪さに気付くというケースも少なくありません。

日当たりが悪いと、「湿気がこもりカビが発生しやすい」、「冬場は寒く冷えやすい」などの問題が発生しやすくなります。また、「洗濯物が乾きにくい」、「部屋が暗く照明を常につけなければならない」などのストレスを感じることもあるでしょう。

後悔しないためにも、内覧時にしっかりと日当たりを確認し、周辺環境の情報を収集することをおすすめします。


4.立地条件が悪かった

建売住宅を購入する際、建物自体の条件ばかりに目を奪われがちですが、立地条件を見落とすと後悔することがあります。駅や商業施設から遠く不便であったり、騒音や治安が悪かったりすると快適な生活が送れないでしょう。

通勤・通学に時間がかかれば、ストレスの原因にもなりかねません。立地条件は一度決めてしまうと変更が難しいため、購入前に十分に確認する必要があります。

建売住宅の立地は良好であっても、自身の生活スタイルに合わないケースも考えられます。周辺環境を入念にチェックし、通勤経路、買物施設、学校、公園などの利便性や、騒音レベル、治安状況なども踏まえて総合的に判断することが重要です。

将来的な生活にマッチした立地条件を選ぶことで後悔を防げます。

5.断熱性能が低かった



建売住宅の購入においては、断熱性能への配慮も重要です。

断熱性能の低い住宅は、暖房や冷房を入れても外気の影響を受けやすく「冬寒く夏暑い」という状況になりがちです。特に、以前から断熱性の高い住宅に住んでいた人は、建売住宅との違いを敏感に感じるでしょう。コストを抑えるために断熱性能が低い素材を使用している住宅もありますが、その場合は快適に過ごすための光熱費が高くなってしまいます。

断熱性能が高く高気密な建売住宅であれば、冬場の寒さ・夏場の暑さを軽減でき、それによる光熱費の心配も少なくて済みます。その分初期コストはかかりますが、長期的に見れば十分に価値のある投資といえるでしょう。

6.デザイン面に不満を感じた

建売住宅は、コストを抑えるため画一的なデザインが多く、注文住宅ほど個性を出しにくい側面があります。万人受けするようシンプルなデザインを採用する傾向にあり、住み始めてからデザイン性に物足りなさを感じるケースもあります。

一方で、建売住宅でも外構にこだわることで、個性を出すことは可能です。植栽の工夫や門柱のデザイン、エクステリアの素材選びなどで、他の住宅とは違う表情を演出できます。

デザイン性が気になる場合は、建売住宅の可能な範囲内で、自分なりの個性を外構に反映させると良いでしょう。住宅購入時は、デザインだけでなく立地や間取りなど総合的に判断し、優先順位を決めるのが賢明です。

7.施工の品質が低かった

建売住宅は、新築でも施工過程を確認することが基本的にできません。施工品質が判断しにくく、見えない部分の不備が後で問題になることもあります。外見は美しくても、基礎などの重要な部分に問題があると、後で修理費用がかさんでしまうでしょう。

そのため、建売住宅を購入する際は、ハウスメーカーの信頼性が重要になってきます。確かな施工実績と技術力を持つメーカーを選ぶことで、品質面での不安を最小限に抑えることが可能です。

施工品質は住まいの寿命に大きく影響するため、安心して長く住める住宅を選ぶためにも、メーカー選びには十分気を付ける必要があります。



建売住宅で後悔・失敗しないためのチェックポイント

この章では、前述の7つのポイントを踏まえて、後悔しないための対策を紹介します。

 


家具の配置や日常生活をイメージしながら間取りを確認する

実際の生活シーンを想像して建売住宅の間取りを検討しないと、後になって使いにくさを感じてしまう恐れがあります。家具の配置や動線など、具体的な日常生活をイメージすることが重要です。

具体的には以下の点をチェックしましょう。

  • 寸法を測り、現在の住まいと広さを比較する
  • 家具や家電の配置、収納スペースの確保が可能か
  • 生活の動線に無理がないか
  • 駐車場の出入りがスムーズにできるか

など特に現在の家具を新居でも使う予定なら、サイズをメモしておき、間取りと合うかを内覧時に確認することが必要です。また、コンセントの位置次第で家具の配置が変わってくるため、こうした細かい点も見落とさないようにしましょう。

ライフスタイルにマッチしない間取りでは、後々ストレスの種になりかねません。実際の生活に合わせて、間取りを入念に検討し、快適に暮らせる住まいを選びましょう。



保管するものを考慮して収納スペースを検討する

建売住宅を購入する際、生活に十分対応できる収納スペースがあるか事前に確認することが大切です。家族の人数や収納する物の量に応じて、必要な収納量が変わります。

購入前には、どのような物をどれくらい収納したいのかをリストアップし、現在の住まいと比較して収納スペースが足りるかどうかを見極めましょう。また、将来の家族構成の変化や季節物の収納も考慮に入れ、余裕のある収納計画を立てることが重要です。

収納スペースが不足しそうな場合は、市販の収納アイテムを利用して効率的にスペースを活用する方法も検討してみてください。


時間帯を変えて自然光の入り方を観察する

建売住宅の日当たりを適切に判断するためには、時間帯を変えて自然光の入り方を観察することが重要です。日当たりは朝、昼、夕方と時間によって大きく異なります。ある時間帯では日が良く入っていても、他の時間帯では日陰になっていたりと、物件情報だけでは実態が分かりません。

そのため、リビングや各居室の採光状況を、朝、昼、夕方など複数の時間帯で確認する必要があります。特に西日が気になる方は、夕方の日当たりもチェックしましょう。

また、季節による日照の変化にも注意が必要です。夏に内覧して問題ないと思っても、冬場になるとあまり日が入らないというケースもあります。時間帯だけでなく季節の違いによる日当たりの変化も把握できるよう、ハウスメーカーに確認したり、周辺の環境について十分リサーチしたりすることが重要です。

建具や隠れた部分の状態を確認する

建売住宅を購入する際は、常に見える部分だけでなく、建具や通常は出入りしない箇所の状態もしっかりとチェックすることが重要です。見えない部分に施工の不備があると、後々大きな不具合の原因となる可能性があるためです。

例えば、次のようなポイントを確認しておきましょう。

  • 建具の使い勝手や状態
  • 窓やドアがスムーズに開閉するか
  • 床下や天井裏など、通常は見えない場所の点検

など

また、購入前にホームインスペクター(住宅診断士)による住宅診断を依頼し、施工品質を詳細に調べてもらうのも一つの方法です。プロの視点から、床下や屋根裏の見えない部分に関してアドバイスをもらえたり、不具合を放置することによるリスクや修繕にかかる費用などを具体的に教えてもらえます。専門家による調査を行うことで、購入の判断がしやすくなるでしょう。

後々の大きなトラブルに発展する前に早期に対処できるよう、事前の点検は欠かせません。


立地を念入りに確認する

建売住宅の立地は、生活の質を大きく左右します。駅やスーパーへのアクセス、平日と休日、昼夜を問わず騒音や治安の状況をチェックしましょう。また、ハザードマップによる災害リスクの確認や、生活道路の坂道の有無、交通量も重要な観点です。

立地条件を正確に把握するためには、時間帯や曜日を変えて複数回現地を訪れることが肝心です。特定の曜日・時間帯での訪問では捉えきれない騒音や臭い、交通量の変化にも注目してみてください。週末しか内覧ができない場合、有給休暇を取得するか、行ける家族だけでも足を運ぶことを検討しましょう。

また、可能ならば近隣の方と直接話をすることで、さらに実態に近い生の情報を得られます。立地は一度決めると変更が難しいため、入念な確認が不可欠です。

住宅に求めることを明確にする

建売住宅を購入する際は、事前に自分や家族が住宅に求めることを明確にしておく必要があります。コスト、間取り、立地、デザイン、設備など、さまざまな要素の理想を全て満たすことは難しいためです。

まずは、絶対に譲れない条件と、ある程度妥協が可能な条件を区別します。例えば、間取りは家族構成に合わせて重視したいが、デザインにはあまり個性を求めないなど、優先度をつけることが大切です。また、の程度の水準であれば及第点と判断するかを事前に決めておくのがよいでしょう

その際、断熱性能や施工品質など、後々の住環境に大きく影響する要素も見落とさず、総合的に判断してください。100点満点の物件を探すよりも、自分の優先順位を明確にし、無理のない範囲で最高の選択ができるよう吟味しましょう。

➡建売住宅って恥ずかしいの?購入時に押さえたい6つのポイント※関連コラム参照


まとめ

建売の一戸建て住宅を購入する際は、後悔を防ぐためにさまざまなポイントを確認する必要があります。間取りや収納スペース、日当たり、立地条件など、住むうえで重要な要素を一つひとつ入念にチェックしましょう。

家具の配置をイメージしながら間取りをチェックしたり、時間帯や曜日を変えて現地を確認したりなど、具体的なシミュレーションも欠かせません。加えて、自分や家族が住宅に求める条件をあらかじめ明確にし、優先順位をつけておくことで後悔のない判断につながります。

こうした住宅選びを自分や家族だけで行うのは大変ですが、信頼できるハウスメーカーと二人三脚で進めることで、後悔のリスクを最小限に抑えられます。

後悔のない建売住宅選びをしたい方は、是非一度明和住宅にご相談ください。

➡「建売にすればよかった…」と思ってしまうのはなぜ?理由と対策を解説※関連コラム参照




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