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家の台風対策!台風に強い家や土地の選びのポイント

ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

家の台風対策-台風に強い家や土地選びのポイント-

こんな悩みの方におススメ 

  ☑家の台風対策について知りたい
  ☑災害被害が少しでも少ないような住宅・土地を選びたい

このコラムでお伝えしたいこと 

  ☑家の台風対策と準備、実際の避難
  ☑台風に強い家、土地の選び方のポイント
   


明和住宅営業担当
坂本 祐一郎

宅地建物取引士。
静岡市出身。


大学卒業後、大手ハウスメーカーに住宅営業として勤務後、2019年に明和住宅へ転職。
大手ハウスメーカーと地元工務店双方を経験しているため、両側の目線での住宅提案が可能。土地も扱う明和住宅において、セミオーダー形式による注文住宅のコストカット提案等、地元工務店ならではの柔軟性を活かした営業活動を行う。



皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の坂本です。

毎年、夏から秋にかけて日本に上陸する台風

2024年の台風10号は非常に激しい大雨があり、進行スピードが遅く、長く日本列島付近に停滞し雨風が数日続き、全国的に多数の被害が発生しました。

静岡県内でも冠水・浸水、各地で河川氾濫や土砂崩れが発生、交通機関にも影響を及ぼしています。

 

台風風景

毎年の台風被害には、台風に強い家づくり台風の備えが必要になります。

特に近年は地球温暖化などが重なり強い台風が発生することが多くなってきており、台風対策を以前よりも念入りにとらないといけないかと思います。

また、家の強度だけでなく台風の影響を受けにくい土地の選び方やいざというときの対処法、避難についても理解しておく必要があります。

 

台風対策ってなにをすればいいの?


台風対策ってなにをすればいいの?

台風による被害を抑えるため、できるだけ強力な対策をすることが重要ですが、まずは今できることから一つひとつ対策・準備をしておきましょう。

1.住宅の強度と耐久性の見直し


台風が接近する際、まず確認すべきは物件の構造的な強度です。特に木造建築や古い建物は、強風や豪雨に対する耐久性が弱い場合があります。屋根の状態や家の壁や塀にひび割れがないか、雨漏りのリスクがないかを事前にチェックしておきましょう。必要であれば専門家にホームインスペクション(住宅診断)を依頼し、修繕が必要な箇所を早めに対応することが重要です。

2. 窓やドアの補強

台風の強風は、窓やドアに大きな負荷をかけます。強風が吹き込んだ際にガラスが割れてしまうと、家の内まで被害が及ぶ可能性があります。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼ったり、シャッターや雨戸を閉めたり、万全の対策をしましょう。

また、浸水発生時は扉の開く向きを確認しておくことが重要です。
出口が1か所しかないトイレ、お風呂等は外開きでは扉が開かなくなってしまう可能性があります。物を挟んでおくなど、なるべく少しでも家の中の扉を開けた状態でいましょう。

3. 排水設備の点検

豪雨による浸水対策として重要なのは、排水設備が正常に機能しているか、溝や排水口に詰まりがないかを確認することです。溝掃除を行い、排水経路が確保されているか定期的にチェックしておくことで、浸水のリスクを軽減できます。

4. 家具・家電の移動

豪雨による床下・床上浸水では高価な家具・家電も被害を受けます。家具家電だけでなく、生活用品等も水に濡れて使い物にならなくなってしまうため、

移動できるものや、高価な家具や家電は大雨になる前に、2階やなるべく高いところへ移動させておきましょう。

※避難指示が出ているときは、命を優先しましょう。

 

5. 防災用品の準備

台風による停電や断水、いざという時に備えて、食料、飲み物、生活に必要なライトや充電器、寝具、簡易トイレなどの防災用品を揃えておきましょう。

防災用品はひとまとめに置くのではなく、1階と2階など2ヵ所以上に置いておきましょう。

 

6. 避難場所の確認

大雨の予報があった場合、避難場所の確認を行いましょう。避難場所は各自治体で決められており、指定した災害を避けることが出来るできる施設・場所になります。

しかし、大雨の時は避難場所が必ず安全とは限りません。

自宅より避難場所が川や山に近いなど、危険な場合は無理に避難をする必要はありません。

大雨警戒レベル4でも危険な場所からの全員避難となっており、安全な場所からの避難は推奨されていません。
避難所の方が安全だった場合に気を付けなければならないのが「避難経路の安全性」です。

もし、避難経路に川や山の崖や斜面の横を通る場合は危険になるので、そのような場所にお住まいの場合は早めの避難を心がけましょう。

 

 

台風に強い家の特徴とは


台風に強い家の特徴

台風被害の多い日本では、台風対策がされている建造物が多いです。ここではその中でも台風に強いとされている家の特徴について解説します。

外壁、屋根材の部材が台風対策仕様になっている

雨風に最も触れる外壁と屋根材の材質は、台風対策として非常に重要です。破損しないことは当然ですが、剥がれて飛来物とならないような材質を選ぶようにしましょう。

代表的な屋根材として瓦が挙げられ、その中でも防災瓦は破損・飛散がしにくく、もし落下したとしても割れにくいので、台風に強い屋根と言えます。
その他にも体育館やスタジアム、美術館や博物館などでよく使用されている金属屋根や、日本ではあまり見られませんが、複雑な屋根形状の住宅やログハウスに使用されているアルファストシングルといったガラス製の屋根材もあり、台風だけではなく地震にも強い屋根材です。

また、台風に強い外壁材としてはガルバリウム鋼板が有名です。錆びにくく、耐久性が高く、長持ちしやすいのが特徴です。また、軽量でありながら強度もあるため、建物の構造を強化できます。
断熱効果のある鋼板を外壁に使うことで、台風による飛来物の衝突やひび割れを防ぎます。加えて防水性にも優れた材質です。

このように、台風に特化して強い材質を屋根材と外壁に取り入れることで、安心な生活を送ることができます。

停電や断水…いざという時に

エネファーム

エネファーム太陽光発電を備えている住宅であればいざというときにも役立ちます。

突電停電になっても、エネファームが発電中の状態であれば、専用コンセントから電気機器が使えます。エネファーム×ソラーレで太陽光発電があれば、災害時でも電気とお湯が使えるので、昼も夜も安心です。

使用できるお湯の量は、タンク容量に依存するため事前に確認しておきましょう。

明和住宅の住宅物件の中で、「聖一色 A区画」が太陽光発電システム(8.0kW)搭載、エネファームを導入しています。

おうちで使う電気をおうちでつくる! エネファーム×ソラーレ住宅のご紹介

台風に強いのは平屋

平屋は台風だけでなく、地震にも強いといわれています。横に長い建物のため、大きく揺れることがありません。通常の2階以上の住宅は雨風があたる壁面積が大きく、台風の影響を受けやすいです。その点、平屋は2階がなく重心が低い位置にあるため雨風の影響を受けにくくなります。飛来物についてもフェンスなどがあれば家への衝突を守ってくれるため、台風に強い家と言えます。

台風(風)に強い平屋ですが、冠水には注意が必要です。1階建てなので水がどこまで迫って来ているのか見えづらく、冠水に気づいて逃げようとしても2階がないので垂直避難ができません。また、浸水によってかかる水圧で玄関や窓を開くことができず、室内に閉じ込められてしまうことも。

家から出られたとしても、道路が冠水している状態で逃げるのはとても危険です。冠水した水深が20センチでも、道路には勾配があるので、少しでも坂があったら、水が流れてくる勢いで歩けなくなってしまうからです。状況を見て、早めの避難を心がけましょう。

現在、明和住宅では平屋の建売住宅を企画しておりますので、気になる方は今後のお知らせをお楽しみに!
もちろんセミオーダー住宅での平屋のご相談も可能ですので、是非お問い合わせください。

➾明和住宅のセミオーダー住宅って何?<参照コラム>


台風の被害を受けにくい土地の選び方とは…?

防災マップ
台風対策は土地も重要になります。台風は雨風だけでなく、地滑りや河川氾濫、急傾斜崩落といった災害も発生します。このような災害は建物が頑丈であっても、地盤沈下や土砂崩れなどの被害を受ける恐れがあります。

そのため、土地選びの時点でそういったリスクが低いエリアを選定することが重要です。

海抜や標高が低い土地ではないか

水害の風景
土地による水害のリスクとして、浸水や土砂災害があります。

海抜や標高が低いと、浸水や水没のリスクが高いです。
そのため、海抜や標高が高い立地を選択することで、浸水のリスクを軽減できます。

また、周辺に未整備の斜面や山の崖等がある土地は避けましょう。土砂災害に巻き込まれるリスクが高いです。

台風に強い土地を選択するために、ハザードマップの活用もおすすめします。
ハザードマップでは、被災想定区域や避難場所、避難経路を確認できるので、事前にハザードマップを確認し、水害や土砂災害のリスクが高そうな土地は避けましょう。

➾静岡市の防災情報マップを見る

高台や崖に隣接する土地ではないか

土砂災害の風景
高台
は見晴らしと日当たりがよく人気の土地ではありますが、台風の影響が大きい土地のひとつです。
また、崖に隣接する土地は割安なため購入する人も多いですが、台風の影響で崖が崩落する恐れがあります。一度崩落した土地で再建築するためには土砂を取り除かなくてはなりません。

そのため、台風の被害だけではなく台風の影響を除去するための費用が多額になる可能性があります。このように、高台と崖に隣接する土地はメリットが大きいですが、台風に対してのデメリットもあるため注意が必要です。

田畑や古い住宅に囲まれた土地ではないか

田畑に囲まれた集落の風景
周りに集落がなく、田畑に囲まれた土地
風の影響が大きく、飛来物を防ぐ障害物もありません。また、人里離れた山奥などは主要な町へつながる通路の決壊などにより孤立してしまったり、何かあった際に救助が遅れることもあります。

また、築年数が経過した家が立ち並ぶ古い住宅街も注意が必要です。特に隣地が空き家である場合、台風による飛来物が衝突しやすく、飛来物対策として壁を高くするなどの処置が必要となります。しかし、この対策により日当たりが悪くなってしまうこともあるため、対策の内容についてはしっかりと検討しましょう。


まとめ

台風に対する備えは決して簡単ではありませんが、少しでもリスクを減らし、ご自身や大切な家や家族を守るために日頃からできる限りの備えをしておくことが大事です。

河川氾濫や冠水についてはテレビやインターネット等ニュース情報で調べられます。しかし、実際にどのような状況になるのかは、その時々によっては異なります。

台風対策はお早めに、どうかご無事でお怪我など無いようにお気を付けください。



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住宅購入は生涯に一度の大きな決断なので、充分なリサーチと慎重な検討が大切です!
引き続き、家づくりをお楽しみください。


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