ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

☑維持費への不安
☑増税に対する警戒心
☑具体的にどんなポイントがなのか分からない方
☑自分の状況に合わせた一戸建ての固定資産税
が具体的にいくらになるのか解説

大学卒業後、大手ハウスメーカーに住宅営業として勤務後、2019年に明和住宅へ転職。
大手ハウスメーカーと地元工務店双方を経験しているため、両側の目線での住宅提案が可能。土地も扱う明和住宅において、セミオーダー形式による注文住宅のコストカット提案等、地元工務店ならではの柔軟性を活かした営業活動を行う。
皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の坂本です。
固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人に課される地方税です。税額は3年に1度、地価の変動などに応じて見直されます。
住宅用地や新築建物には各種の軽減措置が設けられており、条件を満たすことで、本来の納税額よりも大幅に負担を抑えられます。
ただし、固定資産税は毎年継続して発生する支出であり、計算方法や軽減措置の内容を正しく理解していないと、将来の資金計画に影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。
本記事では、一戸建ての固定資産税がいくらかかるのかを説明した上で、軽減措置の適用によってどの程度安くなるのかについて、価格帯別のシミュレーションを交えて分かりやすく解説します。
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【この記事で分かること】 ・一戸建ての固定資産税の年間平均額 |

一戸建ての固定資産税の金額目安は、新築一戸建てを約2,000万~4,000万円で購入した場合、年間の税額は10万~15万円程度です。
固定資産税の標準税率は評価額の1.4%ですが、立地(都市部または地方)や建物の構造により変動します。
また、多くの自治体では、固定資産税とセットで「都市計画税(上限0.3%)」が徴収されます。都市計画税とは、市街化区域内の所有者に課され、道路や公園、下水道などの街づくりに使われる税金です。
固定資産税の平均目安として紹介される金額には、都市計画税が含まれているケースが一般的です。
固定資産税は、原則として一括払い、または年4回(6月・9月・12月・2月頃)に分けて納付します。期限を過ぎると延滞金が発生するため、払い忘れには十分な注意が必要です。
支払い方法は、窓口やコンビニでの現金払いのほか、口座振替やスマホ決済、クレジットカードなど多岐にわたります。自分に合った方法で期限内に忘れることなく納税しましょう。
✔一戸建ての固定資産税がいくらになるか計算する方法

一戸建ての納税額を正確に把握するには、総額だけでなく内訳を理解することが重要です。税金は大きく「土地」「建物」の固定資産税、地域によって課される「都市計画税」の3つで構成され、それぞれ評価方法が異なります。
本章では、これら3つの要素の具体的な計算式と仕組みを解説します。
土地の固定資産税は、基本的に「土地の固定資産税評価額 × 1.4%」という計算式で算出されます。
ここでの評価額は、実勢価格(公示価格)の約70%程度が目安です。基準となるのは、国税庁が公表する「路線価」(道路に面した土地の1㎡あたりの価格)であり、これも公示価格の7割程度に設定されています。
■ 計算例(公示価格1,000万円、評価額700万円の場合)
本来の税額: 700万円 × 1.4% = 98,000円
ただし、実際に住宅が建っている土地には「住宅用地の軽減措置特例」が適用されるため、多くのケースでこの金額よりも納税額は抑えられます。
正確な評価額は、毎年4~5月頃に届く納税通知書の課税明細書で確認しましょう。また、役所で固定資産税課税台帳を閲覧する、あるいは固定資産評価証明書を取得することで確認できます。
建物の固定資産税の計算式は、「建物の固定資産税評価額 × 1.4%」です。
この評価額は実際の建築費そのものではなく、「再建築価格(現在同じ建物を建て直した場合に、いくらかかるか)」に、築年数による価値の減少を表す「経年減点補正率」を乗じて算出されます。
建物は新築時が最も税額が高く、20〜30年かけて徐々に金額が下がっていきます。評価は、一般的に建築費(再建築費用)の50〜70%程度、新築の場合は60%が目安です。
■ 2,000万円で購入した新築一戸建ての場合 (※再建築価格を建築費の60%と仮定)
■ 築20〜30年経過後の最終的な税額 木造住宅の場合、経年減点補正率は最大で20%(新築時の2割まで下がる)
すべての不動産所有者に課されるわけではなく、公園の整備や道路建設などが進められる「市街化区域」に指定されている場合のみ課税対象となります。
都市計画税の計算式は、「固定資産税評価額 × 税率」です。税率は自治体ごとに異なりますが、上限は0.3%と定められています。
例えば、土地と建物の評価額合計が2,000万円、税率が上限の0.3%の場合、「2,000万円 × 0.3% = 6万円」が都市計画税額です。
一般的に固定資産税の納税通知書とあわせて請求されるため、両方の税金を合算して支払います。

一戸建ての固定資産税には、納税者の負担を抑えるための特例措置が設けられており、適用されると本来の税額より大幅に安くなります。
本章では、土地と建物それぞれに設けられている軽減措置の内容と、適用条件について詳しく解説します。
| 住宅の区分 | 対象面積 | 固定資産税(課税標準) | 都市計画税(課税標準) |
| 小規模住宅用地 | 200㎡以下の部分 | 6分の1に軽減 | 3分の1に軽減 |
| 一般住宅用地 | 200㎡を超える部分 | 3分の1に軽減 | 3分の2に軽減 |
例えば、固定資産税評価額が2,000万円の土地(100㎡)にかかる固定資産税は、以下の通りです。
一戸建ての固定資産税の軽減措置として、建物に対する軽減措置もあります。延べ床面積が50㎡以上280㎡以下の住宅であれば、新築から一定期間、床面積120㎡相当分までの固定資産税が2分の1(半額)になります。
一般の新築住宅の軽減期間は「3年間」、認定長期優良住宅では「5年間」です。
なお、建物の軽減措置の適用期限は、令和13年(2031年)3月31日までです。建物の固定資産税が年間10万円かかる場合、戸建て住宅なら3年間で15万円、長期優良住宅なら5年間で合計25万円の減税になります。
| 住宅の区分 | 固定資産税(課税標準) | 軽減期間 |
| 一般の新築戸建て住宅 | 2分の1に軽減 | 3年間 |
| 長期優良住宅 | 2分の1に減額 | 5年間 |
一戸建ての固定資産税は、土地・建物の「評価額」を算出し、そこに各軽減措置(土地1/6、建物1/2)と都市計画税を加味して計算します。
一般的な評価割合(土地70%、建物60%)を用いた場合の、新築戸建て住宅(土地面積200㎡以下)の概算シミュレーションは、以下の通りです。
|
物件価格 |
土地の固定資産税評価額 | 建物の固定資産税評価額 | 土地の固定資産税額(1/6軽減) | 建物の固定資産税額(1/2軽減) | 都市計画税(土地+建物) | 年間固定資産税合計(目安) |
| 2,000万円 |
700万円 |
600万円 | 約1.63万円 | 4.2万円 | 2.5万円 | 約8.33万円 |
| 3,000万円 |
1,050万円 |
900万円 | 約2.45万円 | 6.3万円 | 3.75万円 | 約12.5万円 |
| 4,000万円 | 1,400万円 | 1,200万円 | 約3.26万円 | 8.4万円 | 5万円 | 約16.67万円 |
| 5,000万円 | 1,750万円 | 1,500万円 | 約4.08万円 | 10.5万円 | 6.25万円 | 約20.8万円 |
| 6,000万円 | 2,100万円 | 1,800万円 | 約4.90万円 | 12.6万円 | 7.5万円 | 約25万円 |
| 7,000万円 | 2,450万円 | 2,100万円 | 約5.72万円 | 14.7万円 | 8.75万円 | 約29.17万円 |
| 8,000万円 | 2,800万円 | 2,400万円 | 約6.53万円 | 16.8万円 | 10万円 | 約33.33万円 |
■計算条件
例えば、3,000〜4,000万円台の住宅の場合、月々に換算すると約1.2万〜1.6万円程度を固定資産税の積み立てとして考えておくのが一つの目安です。
一戸建ての維持費を考える際、築年数による税額の変化や、マンションとの比較は避けて通れないポイントです。
本章では、一戸建ての固定資産税に関するよくある質問として、築30年以上の古家にかかる税金の目安や、建物構造の違いによる資産価値の減り方の差を解説します。
一戸建て(木造)の固定資産税は、経年減点補正率によって、築20〜30年程度で建物の評価額が新築時の20%(下限)が定められています。
新築後最初の3年間は軽減措置が適用されますが、4年目以降は適用されないため、納める固定資産税が増える想定です。
ただし、建物の固定資産税は経年減点補正率の影響により、築年数の経過とともに徐々に下がっていきます。築30年を過ぎると、軽減措置終了後(新築から4年目)の税額ピーク時と比較して約半分まで下がり、その後はほぼ横ばいとなります。
さらに老朽化が進んだ場合でも、家屋として存在している限りは「再建築価格の20%相当」の評価額が下限とされ、それ以下には下がりません。
例えば、3,000万円の一戸建ての、新築から30年・40年・50年が経過した場合の固定資産税の変化は、以下の通りです。
| 土地の課税標準額 | 建物の課税標準額 | 土地の固定資産税 | 建物の固定資産税 | 都市計画税 | 固定資産税の合計(目安) | |
| 新築(最初の3年) | 1,050万円 | 900万円 | 2.45万円 | 6.3万円 | 3.75万円 | 12.5万円 |
| 新築(4年) | 1,260万円 | 603万円 | 2.94万円 | 8.44万円 | 3.07万円 | 14.45万円 |
| 築30年 | 1,260万円 | 180万円 | 2.94万円 | 2.52万円 | 1.8万円 | 7.26万円 |
| 築40年 | 1,260万円 | 180万円 | 2.94万円 | 2.52万円 | 1.8万円 | 7.26万円 |
| 築50年 | 1,260万円 | 180万円 | 2.94万円 | 2.52万円 | 1.8万円 | 7.26万円 |
※建物1,500万円、土地1,500万円、評価額を建物価格の60%、土地の価格の70%、税率1.4%として算出
※新築当初3年間の土地税額は1/6、建物税額は1/2、都市計画税1/3の軽減措置を適用
一戸建て(木造)は、法定耐用年数が22年と短いため、マンション(RC造)と比べて評価額が下がりきるまでのスピードが速い傾向があります。
マンション(RC造)の法定耐用年数は47年と長く、評価額が下がりにくいです。また、1筆(不動産登記簿上で一つの地番が付された独立した土地の単位)の土地を多くの住戸で割るため、1戸あたりの土地の税負担は軽くなります。
ただし、RC造は建築費用が高額になりやすいことから、建物の固定資産税負担は大きい傾向にあります。
| 比較項目 | 一戸建て(木造) | マンション(RC造) | |
|---|---|---|---|
| 土地の税負担 | 土地全体が所有対象のため高め | 1戸あたりの持ち分が少なく安め | |
| 建物の税負担 | 建築費が比較的安く、固定資産税も抑えやすい | 建築費が高く、固定資産税も高くなりやすい | |
| 評価額の減少 | 速い(約20〜25年で底値) | 遅い(約47年かけて減少) | |
| 軽減措置 | 一般新築住宅 | 3年間、税額が2分の1に軽減 | 5年間、税額が2分の1に軽減 |
| 新築長期優良住宅 | 5年間、税額が2分の1に軽減 | 7年間、税額が2分の1に軽減 | |
✔おしゃれな建売住宅を選ぶ際によくある疑問
建売住宅の購入を検討する際、外観や内装の変更ができるかどうか不安や疑問を持つ方も少なくありません。
ここでは、おしゃれな建売住宅を選ぶ際によくある疑問にお答えします。安心して理想の住まいを見つけるためにも、疑問や不安を解消しておきましょう。
●建売住宅の外構が気に入らない場合は後から変更できますか?
建売住宅の外構は、購入後でも手を加えて変更することは可能です。
ただし、不動産会社の契約書によっては制限があり、変更できないケースもあります。そのため、購入前に複数の物件を比較し、納得できる外構があるか確認することが大切です。
さらに、外観に関するルールが厳しく設定されていない物件を選ぶことで、万が一、購入後に変更したいと思った場合でも柔軟に対応できます。
●建売住宅の外壁の色を変更することはできますか?
建売住宅の外壁の色を変更できるかどうかは、主にメーカーや施工会社のオプション範囲によって決定します。
工事が始まる前に販売されている物件の場合、比較的自由に外壁の色を選択できることが多いです。購入前に、変更可能かどうかを確認しておくと安心です。オプションで選べる色は限られている場合もあるため、自分の理想に近い外壁色が選べるかチェックしておくことが重要です。
もし購入後に外壁の色が気になる場合は、塗り替えによって変更することも可能です。ただし、家の規模や使用する塗料によって費用は変動しますが、一般的に100万円程度かかることを想定しておく必要があります。塗り替えを行う場合は、施工会社に相談し、外壁材に合った塗料や色を選ぶことで長持ちさせつつ、おしゃれな印象に仕上げることができます。
なお、地域によっては外壁の色やデザインに制限がある場合もあるため、管理規約や景観条例を確認することも忘れないようにしましょう。
●建売住宅のリビングをおしゃれにするにはどうすればいいですか?
建売住宅のリビングをおしゃれな空間に変えるためには、以下のような工夫が有効です。
まず、低めの家具を設置することで視線が抜け、空間に開放感を与えられます。また、インテリアのテイストを統一することで、まとまりのある洗練された印象を作れます。
生活感が出やすい箇所は目隠し収納などで隠し、すっきりとした空間を保ちましょう。また、畳コーナーやスキップフロア、テラスなどとリビングをつなげることで、空間に奥行きと個性を加え、魅力的なリビングを創り出せます。
一戸建ての固定資産税は、土地や建物の評価額、軽減措置の有無によって大きく変動します。新築時の目安は年間10万〜15万円程度ですが、軽減措置の終了後には税負担が増える点には注意が必要です。
維持コストを抑えるためには、税制優遇を最大限に活用できる住宅性能の高さが重要です。将来的な納税額や経年による減税額の変化を正しく把握し、シミュレーションに基づいた無理のない資金計画を立てましょう。
家づくりでは、長期的な維持コストを左右する固定資産税の負担を軽減することが不可欠です。
明和住宅の建売住宅は、国が定める「長期優良住宅」の基準を標準仕様でクリアしています。これにより、新築建物の固定資産税の減額期間が、通常3年のところ5年に延長されるなど、税制面で大きなメリットを享受することが可能です。
さらに、高い耐震性や省エネ性能、100年程度の寿命を想定した構造躯体により、住み始めてからのメンテナンスコストや光熱費も抑制できます。
長期的な住居コストを見据えて、安心・快適な家づくりを実現したい方は、ぜひ明和住宅までお気軽にご相談ください。
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