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家を建てる平均年齢は何歳?年代別のメリットや注意点も解説

ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

家を建てるのに適した平均年齢

こんな悩みの方におススメ 

  ☑20代〜50代の家を建てることを検討、
  住宅購入に関心を持ち始めた人

  ☑今建てることで将来後悔しないか?
  という疑問や不安を解消したい方

このコラムでお伝えしたいこと 

  ☑家を建てる年齢やタイミングを知り
  最適な時期やを判断できるように

  ☑年代ごとの家を建てるメリットと注意点

 


 
上沼 佐妃

宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー
ハウジングライフ(住生活)プランナー
静岡市出身

新卒で地元静岡に密着した不動産会社へ営業として勤務。
その後、2018年に明和住宅へ転職。
丁寧誠実に、お客様の「売りたい」「買いたい」、不動産に関するお悩みをトータルサポートしている。
女性ならではの視点と、お客様の人生背景に寄り添った提案を行っている。


皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の上沼です。

家を建てるのに適した年齢は、ライフステージや個々の状況に応じて異なります。収入の安定や貯蓄、家族構成の変化、健康状態など、さまざまな要素が影響するため、これらの点を踏まえ、最適なタイミングを見極めることが重要です。

本記事では、家を建てる年齢やタイミングについて、年代ごとのメリットや注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

家を建てる年齢は30代が最も多い

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査」によると、住宅を建てる際の平均年齢は以下の通りです。

家を建てる際の平均年齢 国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査

建売住宅(分譲戸建住宅)を購入する平均年齢は38.2歳で、年代別では30代が最も多く、全体の48.0%を占めています。
30代未満は13.5%、40代は26.4%、50代以上は12.1%です。

また、注文住宅を購入する平均年齢は42.1歳で、こちらも30代が最も多く、全体の42.1%を占めています。30歳未満は11.7%、40代は22.8%、50代以上は22.6%です。これらのデータから、家を建てる年齢層としては30代が最も多いことがわかります。

また、コストを抑えて購入できる建売住宅の方が、注文住宅に比べてより若年代でも購入しやすい傾向にあります。

参考:国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査

年代別の家を建てるメリット・注意点

年代別の家を建てるメリット・注意点

家を建てる年齢によって、メリットや考慮すべき点が異なります。ライフステージや経済状況にあわせて、計画的に検討することが大切です。

20代から50代以上の年代ごとの家を建てる際のメリット・注意点は、以下の表の通りです。

年代

メリット

注意点

20代

  • 定年前に住宅ローンを完済できる
  • 若いうちから資産形成が可能
  • 収入が不安定な場合がある
  • ライフプランの変化に対応しにくい

30代

  • 収入が安定し、ローン審査に通りやすい
  • 家族のライフスタイルにあわせやすい
  • 結婚や出産、子どもの進学といったライフイベントが重なりやすい時期でもあるため、家族構成の変化を想定した計画が必要

40代

  • 資金がある程度貯まり、理想的な家を建てやすい
  • 子どもが独立するタイミングを考えた設計が可能
  • ローン完済までの期間が短く、月々の返済額が高額になる可能性がある

50代以降

  • 退職後の生活を見据えたシンプルで快適な家を建てられる
  • ローン審査が厳しくなる
  • ローン返済と老後資金とのバランスを慎重に検討する必要がある

ここでは、それぞれの年代における特徴を詳しく解説します。

20代で家を建てるメリット・注意点

20代で家を建てるメリット・注意点
20代で家を建てる場合、長期的な資産形成やライフプランの早期安定化といったメリットがありますが、収入の安定性や将来設計の不確実性も慎重に検討する必要があります。

メリット

20代で家を建てる最大のメリットは、定年前に住宅ローンを完済できる点です。

仮に、住宅ローンの返済期間を35年に設定した場合、20代のうちに借り始めると、定年までに返済を終えることが可能です。早期に完済することで老後の生活資金に余裕が生まれ、年金生活でも返済の心配なく、安心して暮らすことができます。

また、年齢が若いうちに購入することで、長期的な資産形成もしやすくなるでしょう。

注意点

一方で、20代は将来のライフスタイルが不確定であることが多く、家の間取りや返済計画が後々の変化にあわなくなる可能性があります。20代は結婚や出産、転職、転勤などのライフイベントが多いため、家族構成や生活スタイルが大きく変わりやすい時期でもあります。

特に、子どもの人数や将来の働き方が不確定な状態で家を建てると、間取りや返済計画に無理が生じるリスクがあるでしょう。

(例)

  • 2人目、3人目の子どもが生まれたことで当初の間取りでは部屋数が足りなくなり、住み替えやリフォームを検討せざるを得なくなった
  • 共働きでローンを組んだが、出産後に片方が働けなくなり、返済が厳しくなった

このようなリスクを考慮し、20代で家を建てる場合は、将来的なライフスタイルの変化を見越して、柔軟に対応できる間取りや返済計画を立てることが重要です。


30代で家を建てるメリット・注意点

30代で家を建てるメリット・注意点
30代は住宅ローンを組むのに適した年齢であり、子育て世代にとって理想的なタイミングとされています。しかし、ライフプランや資金計画は慎重に検討する必要があります。家を建てる際には、次のメリットと注意点をしっかり理解しておきましょう。

メリット

30代は、20代の頃と比べて収入が安定し、住宅ローンの審査が通りやすくなるため、理想に近い家を建てやすい時期といえます。

賃貸で家賃を支払い続けるよりも、住宅を購入してローンの返済に充てることで、資産形成につながる点も大きなメリットです。

例えば、30代前半で住宅ローンを組んだ場合、返済期間を35年で設定しても定年までに完済できる見込みが高く、安心して返済を進められます。さらに、30代後半になると貯蓄が増えて頭金をしっかり準備できるため、借入額を減らし、月々の返済負担を軽減することも可能です。

また、ローンで借入できる額が増えるため、間取りや設備にこだわった家づくりをしやすくなるでしょう。これにより、家計のバランスを保ちながら、より快適な住まいを実現できます。

注意点

30代はライフステージが安定しつつある年齢ですが、今後の出費増加やライフスタイルの変化には備える必要があります。結婚や出産、子どもの進学といったライフイベントが重なりやすい時期でもあり、家を建てた後に、子どもの養育費や塾代、習い事代などで出費が増える可能性もあります。

また、転職や転勤、親の介護など、予期せぬライフスタイルの変化にも対応できるように備えることが大切です。

例えば、30代後半で家を建てた場合、住宅ローンの返済期間が長くなることで、定年後もローンが残る可能性があります。このため、繰り上げ返済や無理のない返済計画を立てることが重要です。

将来的な収入の変動を考慮し、余裕を持った返済額を設定することで、家計への負担を軽減し、安定した生活を維持しやすくなります。

 

40代で家を建てるメリット・注意点
40代で家を建てるメリット・注意点

40代で家を建てる場合、若いころよりも収入や貯蓄額が増えることで、頭金を多く用意しやすい点がメリットです。一方で、住宅ローンの返済期間や老後の資金計画など、将来を見据えた慎重な判断も求められます。

メリット

40代で家を建てるメリットは、貯金が増え、頭金を多く用意しやすく、住宅ローンの返済負担を軽減できる点です。

40代は収入が安定し、20代や30代と比べて貯蓄が増えているケースが多いため、住宅ローンの頭金を多く支払うことができます。頭金を多く支払うと借入額が減り、金利も抑えられるため、ローンの総返済額を減らすことが可能です。

また、ライフスタイルが安定していることも多く、家づくりにおいて必要な間取りや設備を明確にしやすく、理想的な住まいを実現しやすい年代でもあります。例えば、子どもが小学校高学年や中学生であれば、必要な部屋数や間取りがはっきりしているため、将来のリフォーム費用を抑えられます。

注意点

40代で住宅ローンを組む場合、定年後も返済が続く可能性があるため、十分に返済計画を練ることが必要です。頭金を多めに支払うことや、繰り上げ返済を計画するなど、早期に返済を終える工夫が大切になるでしょう。

例えば、40歳で35年ローンを組んだ場合、定年を迎える60~65歳時点で返済が残ることになります。この場合、退職金を当てにする計画も考えられますが、予想より退職金が少なかったり、思わぬ出費が発生して資金が不足するリスクもあります。

さらに、40代は子どもの進学費用や老後資金の準備といった資金が必要な時期です。定年後の生活を見据えた無理のない返済額の設定と、将来の支出に備えた資金計画を立てましょう。

 

50代以降で家を建てるメリット・注意点

50代以降で家を建てるメリット・注意点
50代以降での住宅購入では、これまでの貯蓄を活かした堅実な選択が可能です。年齢による住宅ローンの制限はあるものの、老後の生活にあわせた余裕のある住まい選びができる点が魅力です。

メリット

50代以降で家を建てる場合、広さや設備を最小限に抑えられるため、費用を節約しやすい点が大きなメリットです。

50代以降では子どもが独立しているケースが多く、夫婦2人で過ごすことを想定した住まいを作ることができ、無駄を省きつつ理想的な住まいを実現しやすくなります。

また、老後の生活を見据えて、バリアフリー設計や趣味の部屋を取り入れるなど、快適な住まいを計画しやすいことも特徴です。

注意点

50代以降で住宅を建てる際には、住宅ローンの審査や老後の資金計画に細心の注意が必要です。特に住宅ローンを組む場合、借入期間が短くなるため、月々の返済額が高額になる可能性があります。

老後資金を確保せずに住宅ローンを優先すると、生活に支障が出る恐れがあるため、収入源や貯蓄状況を事前にしっかり確認することが重要です。さらに、50代では住宅ローンの審査が厳しくなる傾向があり、頭金を多めに用意しなければならないケースもあります。

無理のない返済計画を立て、将来の生活に余裕を持たせるためにも、繰り上げ返済や資金の見直しを積極的に行うことが求められます。

 

家を建てる年齢・タイミングを考えるポイント
家を建てる年齢・タイミングを考えるポイント
家を建てるベストなタイミングは、年齢や家族構成、経済状況など、個々の状況によって異なります。ライフプランにあった住宅購入を実現するために、必要な資金計画や将来の生活スタイルまで、しっかりと見据えて検討することが大切です。

収入が安定し、住宅ローンの審査が通りやすくなるとき

収入が安定し、住宅ローンの審査が通りやすくなるタイミングは、家を建てる大きなきっかけとなります。

住宅ローンを組む際には、年収や返済負担率が重要視されます。返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合で、一般的には20~25%程度が理想とされています。

収入が多いほど、無理のない範囲で高額な住宅ローンを組むことが可能です。一般的には収入が安定し、社会的信用が築かれる30代が住宅ローンの審査に通りやすい時期とされています。

住宅購入のための資金が準備できたとき

住宅を購入する際、ほとんどの場合では住宅ローンを利用しますが、頭金を用意しておくことで借入額が減り、将来の返済負担を軽減することが可能です。また、頭金だけでなく、手付金や家具・家電の購入費用など、住宅購入には多くの資金が必要です。

30代になると収入が安定し、貯蓄が増えることで、現実的に住宅購入を検討する余裕が生まれる方が多くなります。

ライフステージによって生活環境が変化するとき

ライフステージによる生活環境の変化は、家を建てることを検討するきっかけになります。

結婚や出産、子どもの進学、親の介護といったライフイベントが起こると、現在の住まいでは手狭になったり、不便に感じたりすることが増えるでしょう。そのため、生活スタイルの変化にあわせて新たな住宅を検討する方が多い傾向にあります。

例えば、結婚を機に賃貸に住み始めた夫婦が、子どもが生まれたことで「部屋数が足りない」「子ども部屋を作りたい」といった理由から、マイホーム購入を考えるケースは少なくありません。また、親との同居や介護を考慮し、二世帯住宅を選ぶ方もいますし、子どもの進学や通学を見据えて、学区内に家を建てるという選択肢もあります。

こうした生活環境の変化に応じた住まいづくりが、家族にとって快適で理想的な生活を実現する上では重要です。

身体が健康な状態であるとき

住宅購入の際に非常に重要なのが、「身体が健康であること」です。住宅ローンを組む際には、原則として「団体信用生命保険(通称:団信)」に加入する必要があり、健康状態が良好でなければ、住宅ローンを組むことができません。

場合によっては、健康診断の結果や通院履歴、服用している薬に関する情報を求められることもあります。現在は健康でも、数年前に大きな病気を患って団信が通らなかったために、希望通りの時期に家が買えなかったというケースも実際にあります健康であるうちに計画を進めることが、安心して住宅購入を実現するためのポイントです。


まとめ

家を建てるのに適した年齢は、ライフステージや個々の状況によって異なります。収入の安定、貯蓄の状況、家族構成の変化、健康状態など、さまざまな要素を総合的に考慮し、最適なタイミングを見極めることが大切です。

統計的には、建売住宅(分譲戸建住宅)の購入者で最も多い年代は30代とされていますが、それぞれの年代ごとにメリットや課題があります。

住宅購入は人生における大きな決断ですので、入念なリサーチと、慎重な検討が求められます。年代ごとの特徴を踏まえ、自身のライフステージや経済状況に合わせた計画を立てましょう。

安心して快適に暮らせる理想の住まいをお探しの際は、ぜひ明和住宅までお気軽にご相談ください。

 

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住宅購入は生涯に一度の大きな決断なので、充分なリサーチと慎重な検討が大切です!
引き続き、家づくりをお楽しみください。


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