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コンパクトハウスとは?メリット・デメリットや間取り例を紹介

ー新築建売 不動産屋のマメ知識ー

コンパクトハウスってどんな家?

こんな悩みの方におススメ 

  ☑住宅購入を検討しており、コンパクト
  ハウスも視野に入れている方

  ☑予算や土地の制約がある中で、家族が
  快適に暮らせる住宅を探している方

このコラムでお伝えしたいこと 

  ☑コンパクトハウスの概要やメリット・デメリット
  ☑実際済むイメージの間取り例をご紹介
   


明和住宅営業担当
坂本 祐一郎

宅地建物取引士。
静岡市出身。


大学卒業後、大手ハウスメーカーに住宅営業として勤務後、2019年に明和住宅へ転職。
大手ハウスメーカーと地元工務店双方を経験しているため、両側の目線での住宅提案が可能。土地も扱う明和住宅において、セミオーダー形式による注文住宅のコストカット提案等、地元工務店ならではの柔軟性を活かした営業活動を行う。

 


皆さんこんにちは。
明和住宅スタッフ営業担当の坂本です。

近年流行しているコンパクトハウス

コンパクトハウスは、限られたスペースを効率的に活用しながら、家族との距離感を大切にして快適に暮らせる住まいとして人気が高まっています。
初期費用やランニングコストを抑えられるため、特に予算を重視する方に適しています。

一方で、収納スペースが少ないことや、コンパクトであるが故の圧迫感などのデメリットもありますが、間取りや設計の工夫次第でこれらの問題も解決できます。

本記事では、コンパクトハウスの特徴やメリット・デメリット、価格相場、選び方のポイント、間取りの具体例について詳しく解説します。

 

コンパクトハウスとは
コンパクトハウスとは?

コンパクトハウスとは、都市部を中心に人気が高まっている小規模住宅です。
工務店・ハウスメーカーによって定義は異なりますが、
一般的に延床面積が30坪未満のものを指します。

注目されている背景には、子育て世帯や在宅ワークが増えたため、無駄を省いた効率的な生活を求めるニーズが高まり、
核家族や晩婚化による小規模世帯が増加したことで、大きな家よりもコンパクトな住まいのニーズが高まっていることにあります。
また、特に都市部では地価の価格高騰による広い土地の確保が難しく、限られた土地を有効活用できるコンパクトハウスが注目されています。
物を最小限に抑えたシンプルな暮らしを志向するミニマリストの増加も背景の一つです。

コンパクトハウスは生活に必要な機能に絞ったシンプルな設計が特徴的で、設備や内装・外装にかかる費用を抑えることが可能です。

平屋や2階建てのものが多く、狭小地を活用した細長い3階建て住宅である「ペンシルハウス」とは異なります。

 

コンパクトハウスのメリット

コンパクトハウスのメリット

限られたスペースを最大限に活用したコンパクトハウスは、コストや生活の効率を重視した住まいです。
ここでは、コンパクトハウスが持つ次の5つのメリットについて詳しく解説します。

  • 初期費用を抑えられる
  • ランニングコストを抑えられる
  • 効率的な家事動線を確保できる
  • 家族の距離感が近くなりやすい
  • モノがあふれにくい

ランニングコストを抑えられる

コンパクトハウスのもう一つのメリットは、税金やランニングコストを抑えられる点です。

コンパクトハウスは、一般的な住宅より小さいため、冷暖房等の光熱費や修繕やリフォームのメンテナンス費用を抑えやすくなります。


固定資産税は床面積に応じて計算されるため、コンパクトハウスなら税の負担も軽くなります。

コンパクトハウスは初期費用だけでなく、住み続ける間の維持費も抑えられる経済的な住まいといえるでしょう。

 

効率的な家事動線を確保できる

効率的な家事動線を確保できる
コンパクトハウスのメリットとして、効率的な家事動線を確保でき、家事の時間短縮が期待できる点もあげられます。
限られたスペースを無駄なく活用し、通路を最小限に抑える設計が可能で、家事を効率よく進めることが可能です

例えば、キッチンをサニタリーやバスルームと近接させ、廊下を省くことで、炊事と洗濯を同時に行えるようになり、移動の手間を大幅に軽減できます。
また、連続した空間は掃除がしやすく、移動距離が短いため、日々の家事を効率化できます。

 

家族の距離感が近くなりやすい

家族の距離が近くなるコンパクトハウス
コンパクトハウスは家族の距離感が近くなり、自然とコミュニケーションが増えやすい点もメリットです。
リビングを広めに設計し、寝室や子ども部屋をコンパクトにすることで、家族がリビングで過ごす時間を増やすことができます。

また、キッチンやダイニングを一体化したLDKにすることで、それぞれが異なる活動をしていても、自然に会話が生まれやすくなり、日常的なコミュニケーションが活発化します。これにより、家族の絆が深まる効果が期待できるでしょう。

ただし、プライバシーの確保も大切なため、間仕切り戸などを上手に活用し、家族の距離感とプライバシーのバランスが取れた空間を作ることが重要です。

モノがあふれにくい

コンパクトハウスは物があふれにくく、スッキリとした暮らしを実現しやすい点も魅力です。

ただし、限られたスペースを最大限に活用するためには、効果的な収納計画が欠かせません。
例えば、階段下や屋根裏などのデッドスペースを活用して普段使わないものを収納し、頻繁に使うものやお気に入りのアイテムは生活動線上に配置することで、自然と整理整頓された環境空間を維持できます。

コンパクトハウスは、必要なものを厳選し、物の少ないシンプルな生活を好む方に適した住まいです。

 

コンパクトハウスのデメリット

コンパクトハウスのデメリット

コンパクトハウスには多くのメリットがありますが、一方で以下のデメリットも考慮する必要があります。
デメリットも理解しておくことで、自分や家族にとって適した住まいかどうかを判断しやすくなります。

  • 収納スペースが限られる
  • 居住人数が多いと狭さや圧迫感を感じやすい

収納スペースが限られる

コンパクトハウスは住居面積が限られているため、収納スペースが不足しやすく、使いにくいと感じる可能性があります。

しかし、収納を無計画に増やしてしまうと、部屋が狭く感じられたり、散らかりやすくなったりする場合もあります。

食品や日用品の整理には、ベッド下や棚の上など、限られたスペースを有効に活用する工夫が求められます。
快適な生活空間を保つためには、効率的な収納方法を考えることが重要です。

居住人数が多いと狭さや圧迫感を感じやすい

どうしてもスペースが限られるため、居住人数が多いと狭さや圧迫感を感じやすい点もコンパクトハウスのデメリットです。延床面積が小さいため、設計を工夫しなければ開放感が不足し、住み心地に影響を及ぼすことがあります。

例えば、リビングの天井を高くすることや、建具や壁を減らして空間を広く感じさせる工夫が必要です。また、平屋のコンパクトハウスの場合、家族全員が個室を持つことが難しく、プライバシーの確保が課題となることもあります。

この場合、2階建てにすることで個室を確保しやすくなりますが、それでも人数が多い家族には不向きかもしれません。そのため、コンパクトハウスを選ぶ際には、家族の規模やライフスタイル、将来の家族計画まで視野に入れ、慎重に検討しましょう。

 

コンパクトハウスの価格(坪単価)相場

ホームインスペクションで施工品質をチェック

コンパクトハウスの価格相場は、ハウスメーカーや地域によって異なります。

築コストは坪数によって変動し、一般的なハウスメーカーの場合、坪単価70万~100万円程度、「ローコスト住宅」では30万~60万円が目安となります。
ローコスト住宅とは、一般的に広さが35坪程度で、価格が1,000万円代の住宅です。

これに加えて、本体工事費、外構工事費、諸費用、土地代が必要です。土地代は地域によって異なるため、希望エリアの土地価格を事前に確認しておくと良いでしょう。これらの要素を考慮し、総予算をしっかりと把握することが重要です。


コンパクトハウスを選ぶ際のポイント・注意点


コンパクトハウスを選ぶ際には、限られたスペースを最大限に活用し、快適な生活を実現するための工夫が必要です。
ここでは、コンパクトハウスを選ぶ際のポイント・注意点を3つご紹介します。


ライフスタイルに合わせて柔軟にアレンジできる間取りを選ぶ

コンパクトハウスの間取りは、ライフスタイルに合わせて柔軟にアレンジできるタイプを選ぶことがポイントです。
家族のライフステージが変わると、固定された間取りでは不要なスペースが生まれることがあります。

例えば、子どもが独立したあとに子ども部屋をつなげて趣味の部屋にすることや、和室をリビングの一部として広く使うなど、間取りを工夫することで限られた空間を有効に活用できます。


プライバシーを確保しやすい間取りを選ぶ

コンパクトハウスでは家族の距離が近いため、プライバシーの確保が難しくなることがあります。
そのため、
プライベートな空間とリビング・ダイニング・キッチン(LDK)を分けて配置するなど、部屋の配置を工夫することが重要です。

このような配置を工夫することで、家族それぞれのプライバシーを保ちながら、快適な生活空間を実現できます。


防犯・防音対策に気をつかう

コンパクトハウスを建てる際には、防犯・防音対策が欠かせません。土地が小さいため隣家との距離が近く、家の中が見えやすく、音も伝わりやすくなる可能性があります。

例えば、外壁やパーテーションを設置して外からの視線を遮り、防音対策を施すことで騒音トラブルを防ぐことができます。これらの対策を行うことで、安心して快適な住環境を確保できます。

 

コンパクトハウスの間取り例

コンパクトハウスの間取りは、限られたスペースを効率的に活用するために工夫が凝らされています。

ここでは、明和住宅の取扱い物件をもとに、コンパクトハウスの間取り例をご紹介します。各例では、それぞれの特徴や使い方について詳しく解説していますので、自分のライフスタイルに最適な間取りの参考にしてみてください。

2DK(72.39m² )の間取り例 ※城北2



こちらの2DKのコンパクトハウスは、1階と2階に機能を分けた、シンプルで効率的な間取りが特徴です。

1階には5.2帖の洋室と納戸があり、十分な収納スペースを確保しています。
2階には8.6帖のダイニングキッチン(DK)が配置され、配膳動線が短く、家族団らんや食事を楽しめます。

さらに、浴室や洗面脱衣室が2階に集約されているため、家事動線がスムーズで生活しやすい設計です。
このように水回りを2階に集中させることで、家事効率が上がり、快適な暮らしを実現しやすくなります。

静岡市葵区 城北2 新築建売住宅の物件詳細を見る

 

2LDK(85.50m²)の間取り例



こちらの2LDKのコンパクトハウスも、1階と2階に機能を分けることで効率的な間取りを実現しています。

1階には7.5帖の洋室があり、寝室やプライベートな空間として活用できます。また、浴室・洗面脱衣室・トイレが1階にまとめて配置されており、水回りの動線がシンプルで家事を効率よく行えます。

2階には10.2帖のリビングダイニングキッチン(LDK)と6帖の洋室が配置され、家族が集まる空間と個室がしっかりと分けられています。広々としたLDKは、家族団らんや食事の時間を快適に過ごせるように設計されており、限られたスペースを最大限に有効に活用した使い勝手の良い間取りです。

→静岡市駿河区 丸子1 新築建売住宅の物件詳細を見る


2LDKの間取り例(87.74m²)



こちらの2LDKのコンパクトハウスは、1階に広々としたLDKを配置し、2階にプライベート空間と水回りを集めた効率的な間取りが特徴です。

1階の13帖のリビングダイニングキッチン(LDK)は、家族が集まるメインのスペースで、広々ゆったりとくつろげる空間。

2階には6.1帖と5.2帖の洋室があり、寝室や子ども部屋として利用できます。
それぞれベランダがあるので明るく開放的な空間に。
また、洗面所と浴室が2階にまとめられていて、効率が良い洗濯動線になってる。

家事動線がシンプルで、日々の生活がより効率的になります。

→静岡市葵区 千代1 新築建売住宅の物件詳細を見る

 

2LDKの間取り例(86.15m²)

こちらの2LDKのコンパクトハウスは、1階に開放感のあるリビングダイニングキッチン(LDK)を配置し、2階にはプライベート空間と水回りをまとめ、家事動線を重視した設計が特徴です。

1階のLDKは家族が自然と集まりやすい広々とした空間で、リラックスした時間を過ごしやすい設計です。

2階には、6帖と5.2帖の2つの洋室があり、それぞれ寝室や子ども部屋として利用できます。
また、2階には洗面所と浴室が配置されており、家事がしやすい動線が確保されています。

→静岡市葵区 新伝馬1C 新築建売住宅の物件詳細を見る


まとめ

コンパクトハウスは、限られたスペースを有効に使い、家族との距離感を大切にしながら快適な生活を実現できる住まいです。初期費用やランニングコストの節約、効率的な家事動線などのメリットがありますが、収納スペースや圧迫感といった課題には注意が必要です。

コンパクトハウスにご興味のある方は、ぜひ明和住宅の物件をご覧ください。
各物件は、限られた敷地を最大限に活用し、快適で機能的な住空間を提供しています。

⇒オープンハウス等のイベント情報を見る

ご家族のライフスタイルに合わせた柔軟な間取り設計や、効率的な家事動線が工夫されているため、長く安心して暮らせる住まいをお探しの方におすすめです。
是非実際の物件を見学し、その魅力を直接体感してみてください。



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引き続き、家づくりをお楽しみください。


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